日経225先物は11時30分時点、前日比490円高の4万9640円(+0.99%)前後で推移。寄り付きは4万9330円とシカゴ日経平均先物清算値(4万9300円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後につけた4万9280円を安値にロング優勢の流れが強まり、中盤にかけて4万9500円台を回復。買い一巡後は4万9400円~4万9500円辺りでの保ち合いが続くなか、終盤にかけてレンジを上抜ける形で4万9690円まで買われた。 米国市場ではマイクロン・テクノロジーの上昇が好感される形で半導体・AI関連株を見直す動きがみられたが、東京市場においても同様の流れとなった。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を牽引。これを受けて先物市場においてもロングを誘う形であろう。 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(4万9090円)と25日移動平均線(4万9810円)とのレンジをみせている。日銀の金融政策決定会合が通過した後にアク抜け感が意識されてくるようだと、25日線を捉えてくる可能性はありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.63倍に上昇した。前日の低下で-2σ(14.58倍)を下抜ける場面もみられたため、いったんはNTショートを巻き戻す形でのリバランスが意識された。半導体・AI関連株へのリバウンドが強まるようだと、リバランスの動きは一段と強まりそうである。 株探ニュース
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