大阪3月限 日経225先物 50500 +20 (+0.03%) TOPIX先物 3420.0 -6.5 (-0.18%) 日経225先物(3月限)は前日比20円高の5万0500円で取引を終了。寄り付きは5万0290円と、シカゴ日経平均先物の清算値(5万0355円)を下回り、売りが先行して始まった。ただ、直後につけた5万0240円を安値に下げ渋り、5万0300円~5万0400円辺りで保ち合いを継続。前場終盤にかけてレンジを上抜くと、5万0500円台を回復しプラスに転じた。 その後は5万0400円~5万0500円辺りで推移を続けるなかで、後場中盤には5万0590円まで買われる場面もみられた。終盤にかけて5万0370円まで軟化したものの引け間際に切り返しており、小幅ながら反発で大納会を終えた。 日経225先物は米国市場の下落を受けて売りが先行して始まったが、ナイトセッションでつけた安値は割り込まず、売り一巡後はロング優勢の動きをみせていた。概ねオプション権利行使価格の5万0250円から5万0500円の狭いレンジであり、12月下旬は25日移動平均線(5万0190円)とボリンジャーバンドの+1σ(5万0720円)とのレンジ内での推移が続いている。 週間形状では上向きで推移する13週線(4万1840円)と+1σ(5万1230円)との推移である。バンドは収斂する形で煮詰まり感が意識されてきているため、今後上へのバイアスが強まる可能性はあるだろう。 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]はマイナス圏での推移となったが、日経平均株価へのインパクトは-68円程度だった。一方で、ファーストリテイリング <9983> [東証P]は+44円あまり支えている。また、東京エレクトロン <8035> [東証P]やイビデン <4062> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]が買われるなど、半導体・AI(人工知能)関連株への物色意欲は根強い。 日経225先物はテクニカル面で12月22日に一時5万0630円まで買われた局面で、パラボリックが陽転シグナルを発生させている。SAR値は200日線が位置する4万8810円辺りに位置しており、SAR値にタッチする形での陰転シグナル発生への懸念は高まっていないだろう。現時点では25日線と+1σとのレンジを継続していることで、25日線水準での押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.76倍に上昇した。一時14.68倍に低下する場面もみられたが、-1σ(14.68倍)がサポートとして機能しており、25日線(14.80倍)とのレンジを継続している。東証プライムの値下がり銘柄数が7割を超えた一方で、半導体・AI関連株の一角が買われたことで、NTショートを巻き戻すリバランスが入った形だろう。 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が9722枚、ソシエテジェネラル証券が5954枚、サスケハナ・ホンコンが2755枚、SBI証券が940枚、野村証券が836枚、JPモルガン証券が825枚、バークレイズ証券が763枚、モルガンMUFG証券が734枚、ゴールドマン証券が515枚、UBS証券が506枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万5236枚、ソシエテジェネラル証券が1万4513枚、バークレイズ証券が8516枚、モルガンMUFG証券が3061枚、JPモルガン証券が2734枚、ゴールドマン証券が2623枚、シティグループ証券が1961枚、サスケハナ・ホンコンが1802枚、野村証券が1347枚だった。 株探ニュース
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