イラン攻撃に端を発した中東情勢の混迷で、為替市場はドル高が強まる中、ユーロドルは売りが加速。一時1.1530ドル付近まで急落し、200日線を一気に下抜けている。200日線を下回るのは約1年ぶり。1.1650ドルをブレイクしたことで、機関投資家が最近積み上げていたユーロロングを一気に縮小させているとの声も市場から聞かれる。 オプション市場でも1週間物のボラティリティが2月2日以来の高水準となるなど不透明感が示される中、ユーロ下落に備える動きが再び高まっていると指摘。地政学リスクの再燃が投資家心理を圧迫する中、ユーロ安に対する保険コストが約9カ月ぶりの高水準に跳ね上がっているという。 半面、足元の動きの速さは、危機対応を急いでいるというよりも、急激な調整の範囲に留まっているとも指摘している。過去に大きく再評価された局面、パンデミック、ウクライナ侵攻、米国とフランスの選挙、英EU離脱の国民投票などでも保険需要が広範に高まっていたが、現時点ではそこまでの大きな流れの転換に備えた動きというよりも、ポジション調整を余儀なくされている状態にまだ近いという。 EUR/USD 1.1591 EUR/JPY 182.90 EUR/GBP 0.8706 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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