[今日の視点]石油=暴落へ、トランプ米大統領の発言で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は暴落へ。中心限月の2026年8月限は1万3000〜1万6000円安
程度を想定する。海外原油の急騰は一巡した。主要国による戦略備蓄の放出が検討され
ているほか、イスラエルがイラン戦争の激化を警戒し、出口戦略を議論していると伝わ
ったことが重し。また、トランプ米大統領が「戦争はほぼ完全に終わったと思う」、
「(イランには)海軍も通信も空軍もない。彼らのミサイルは散り散りだ。彼らのドロ
ーンはあちこちで爆破されている、ドローンの製造も含めてだ。見てみれば、彼らには
何も残っていない。軍事的に言えば、何も残っていないんだ」と勝利宣言したことも重
し。
 口先ばかりのトランプ米大統領の発言や、イスラエルの出口戦略報道がイランに対す
る心理的な揺さぶり、あるいは原油相場をなだめる対応なのか、あるいは真意なのか判
断が難しい。ただ、週明けの原油相場の暴騰を放置するわけにはいかず、苦肉の策とし
て口先介入に踏み切った可能性が高い。TACO取引という言葉を一般化させたトラン
プ米大統領が一方的に勝利宣言して、そもそもの目標に対して何の戦果もなく、撤退す
る姿は受け入れられやすく、原油相場を押し下げる効果が大きい。
 一方、トランプ米大統領は「我々はすでに(イランに対して)勝っている。でも、ま
だ十分に勝っていない。このテロ政権に対する完全勝利を達成する決意だ」と述べてお
り、本番はこれからだろう。イランはより大きな弾頭を利用したミサイル攻撃への移行
を表明している。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比6.56ドル安の88.21ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは85.02〜90.00ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】08:30 消費者信頼感指数 2026年3月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2026年1月(総務省)
【経済】08:50 マネーストック 2026年2月(日本銀行)
【経済】08:50 国内総生産 2025年10-12月期2次速報 (内閣府)
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2026年2月(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2026年2月(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【経済】--:-- 貿易収支 2026年2月(税関総署)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2026年1月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2026年1月(連邦統計庁)
◆ フランス ◆
【経済】16:45 国際収支 2026年1月(フランス銀行)
【経済】16:45 貿易収支 2026年1月(INSEE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:00 国内総生産 2025年10-12月期(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 中古住宅販売統計 2026年2月(全米不動産協会)
【工業】3/11 05:30 週間石油統計(API)
【農産】3/11 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】3/11 01:00 農産物生産高(USDA)
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