きょうの為替市場、NY時間にかけてドルの戻り売りが出ており、ドル円は158円台に値を落としている。本日も160円をうかがう動きが出ていたが、到達できずにいる。 本日は日銀決定会合の結果が公表され、大方の予想通りに政策金利は据え置かれた。その後の植田総裁の会見では、「春闘の結果がしっかりした内容となっており、短期的には物価動向の方向性を把握できる可能性があると述べていた。また、為替の動きがこれまで以上に物価へ影響を及ぼす可能性があり、その影響を注視する必要がある」とも指摘。上昇リスクを指摘する委員の方が多かったことにも言及していた。 植田総裁の今回の発言は、ややタカ派寄りとの印象が市場に広まったようだ。ただ、持続的な円高には中東情勢の落ち着きが必要との認識。 日銀は今回、中東情勢をリスク要因に追加したものの、インフレ見通しは変更せず、今後数カ月で利上げに踏み切る余地があるとの見方を維持した。 160円をうかがうドル円に日本政府は警戒感を強めており、片山財務相は必要であればいつでも対応する用意があると述べている。ただし、円安ではなく、原油高や米経済の底堅さを背景にしたドル高が強く、為替介入のハードルは依然として高いとの見方が多い。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円と159.50円に観測されている。 19日(木) 159.00(6.9億ドル) 159.50(4.1億ドル) 20日(金) 158.50(8.0億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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