ドル円、158円手前まで買い戻される=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってドル円は158円手前まで買い戻されている。きょうのNY為替市場はドル自体は上値が重かったものの、それ以上に円の戻り売りが強まった。介入を期待して円ロングを形成していた向きの買い戻しが強まった可能性もありそうだ。急速な買い戻しだったが、特段のヘッドラインは確認されていない。

 日本の当局の為替介入でドル円には双方向リスクが再び意識されるようになったものの、円安基調そのものは変わっていないとの見方は多い。今回の介入でドル円は160円超から150円台半ばまで下落し、この水準で当局が介入に踏み切るとの認識が市場に広がっている。結果、市場参加者はこれまでのように勢いに乗ったドル買い・円売りポジションを取りづらくはなっている。

 しかし、ドル円は依然として明確な上昇チャネル内で推移しており、今回の値動きは構造的転換というよりもポジション調整に近いとの指摘も出ている。追加介入の可能性はあるものの、それだけで大きな方向感が変わるわけではないという。

 世界的に見ても、円を支える材料は乏しい。円相場は、特に原油価格など外部ショックの影響を受けやすくなっており、エネルギー価格上昇は日本の交易条件を悪化させ、円の重しとなっている。また、日米金利差も依然として開いている状況。FRBの早期利下げ期待が大きく後退しており、高金利政策がしばらく続くと見込まれている。その一方、日銀は慎重姿勢を維持しており、持続的な円高余地は限定的となっている。介入によって急激な変動を抑制することは可能だが、円安を促す根本要因は依然として変わっていないという。

USD/JPY 157.90 EUR/JPY 184.68
GBP/JPY 213.86 AUD/JPY 113.43

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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