小幅続伸、イランのウラン濃縮再開で緊迫化=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=57.66(+0.15 +0.26%)

 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.15~0.17ドル高。その他の限月は0.15~0.44ドル高。

 米国の制裁に対抗するためイランが核開発を再び活発化させており、ウランの濃縮度が核合意で定められた3.67%を上回り4.5%となった。イラン原子力庁の報道官が、20%の濃縮ウランは必要ないが選択肢の一つであるとの認識を示したことから買いが強まる場面があった。20%の濃縮度であれば、初歩的な核爆弾の製造は可能。ただ、米中貿易摩擦が続くなかで世界経済が減速し、石油需要が下振れていることから押し戻されて引けた。

 時間外取引で8月限は先週末の終値前後で上下。通常取引開始を控えて57.30ドルまで弱含んだ後、58.46ドルまで上値を伸ばしたものの、買いが失速すると上げ幅を縮小して引けた。

minkabu PRESS編集部 

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