【これからの見通し】きょうは米独立記念日、米国市場休場で取引手控えに

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】きょうは米独立記念日、米国市場休場で取引手控えに

 きょうは静かなマーケットとなっている。米独立記念日のためNY市場が休場となる。米株式や債券市場が休場となることで、リスク動向や米金利動向といった円相場およびドル相場にとって重要な手掛かりが欠けることとなっている。ロンドン・欧州市場での欧州株や米株先物などの動きが参照されるが、こちらも模様眺めの相場が予想される。あすの米雇用統計の結果を見極めたいタイミングでもあり、きょうは一回お休みといった状況となりそうだ。

 その中でリスク材料といえば、トランプ米大統領の演説となりそうだ。独立記念日とあって、米国民の意識を高揚させる内容となるとみられる。米景気動向が他の諸国よりも力強い点を強調しそうだ。ただ、対外的な強硬姿勢で度を超すようだと市場は再び経済や地政学的な摩擦を警戒することとなる。

 経済統計発表は、日本時間午後6時にユーロ圏小売売上高(5月)が予定されている。それ以降はNY市場の休場も影響もあって、主要な経済指標発表は予定されていない。

 金融当局者の発言関連は、レーンECB理事、デギンドスECB副総裁などECB当局者の講演やイベント参加が予定されている。ラガルド新総裁の就任は11月からとなり、まだその手腕については未知数だ。目先は、7月理事会での金融政策変更の検討、9月理事会での利下げなどの発表とシナリオが有力となってきており、ECB高官から何らかのヒントがでてくるのかが注目される。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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