前週は77.78ドルまで急落した後、80ドル台で売買が交錯する展開になった。 米国とイランの戦闘が停止し、供給環境の改善期待から80ドルの節目を割り込んでい る。しかし、イラン革命防衛隊が米軍基地やサウジアラビア石油施設を攻撃すると80 ドル台中盤まで切り返している。サウジアラビアが紅海の安全確保のため多国籍連合を 形成したことが上値を抑えたが、先行き不透明感から80ドル台での売買が続いた。 今週もイラン情勢次第になる。米国とイランの戦闘が続くと、まだ瞬間的に急伸する 可能性が残されている。ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡などでタンカーが攻 撃を受けるといった動きがみられると、90ドルに迫る可能性もある。一方で、米国と イランはともに戦闘激化を望んでいないとみられ、改めて大きく買い進むことには慎重 ムードも目立つ。戦闘状態が一服すると、80ドル割れに向かおう。短期的な供給不安 による急伸を繰り返しつつも、徐々に価格は沈静化に向かう見通しだ。 予想レンジは75.00〜95.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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