東京株式(前引け)=大幅続落、米中摩擦懸念でリスク回避の売り継続

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比268円46銭安の2万1334円13銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は8億6219万株、売買代金概算は1兆3937億2000万円。値上がり銘柄数は258、対して値下がり銘柄数は1838、変わらずは47銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、引き続き米中摩擦懸念の再燃を背景にリスク回避の売りが続いた。外国為替市場で1ドル=110円を下回る円高に振れていることで主力輸出株中心に逆風が強い。あすにオプションSQ算出を控え、海外ヘッジファンド筋とみられる先物絡みの断続的な売りが重荷となっている。東証1部全体の85%強の銘柄が下落する売り圧力の強い地合いだった。ただ、下値では空売りの買い戻しや押し目買いの動きも観測され、全体売買代金は前引け時点で1兆4000億円弱と高水準だった。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が軟調、ファナック<6954>、村田製作所<6981>も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。ジャパンベストレスキューシステム<2453>、JUKI<6440>が大幅安、島精機製作所<6222>も急落した。半面、ソフトバンク<9434>が商いを膨らませ上値追い、ファーストリテイリング<9983>もしっかり。ヤフー<4689>は物色人気となった。日東エフシー<4033>が急騰、JCU<4975>、ワールド<3612>、サンケン電気<6707>なども値を飛ばした。

出所:minkabuPRESS 株式情報

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