ダウ平均は小幅安 ヘルスケアとIBMの下げ圧迫=米国株序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式17日(NY時間10:49)
ダウ平均   26444.77(-7.89 -0.03%)
ナスダック   8010.21(+9.99 +0.12%)
CME日経平均先物 22320(大証終比:+50 +0.22%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安。中国のGDPが予想外の堅調な内容だったことや、好決算も発表されており寄り付きは買いが先行して始まり、ダウ平均も上げて始まった。ただ、買い一巡後は戻り売りが優勢となり下げに転じている。

 きのうに引き続きヘルスケア株の下げが圧迫しているほか、IBMが決算を受けて下落しておりダウ平均を圧迫している。ヘルスケアに関しては、きのうのユナイテッドヘルスが好調な決算を発表したものの、米民主党のサンダース上院議員が次の大統領選に向けて国民皆保険を提唱するなどヘルスケアへの政治的圧力が強まっていることが嫌気されている。

 IBMは、営業利益こそ予想を上回ったものの、売上高が予想以上の減収となったことが嫌気されている。特に成長分野と位置づけているクラウドやコグニティブ(IBM提唱のAIの新概念)の収益が前年から減少したことがネガティブな雰囲気を強めている模様。

 一方、ナスダックも一時下げに転じたもののプラス圏を維持している。きょうもクアルコムが大幅高となっており、半導体がIT・ハイテク株の上げを支えている。

 スマホ向けの5Gモデム事業から撤退を発表したインテルも上昇。

クアルコム 77.97(+7.52 +10.67%)

アルファベット(C) 1238.44(+11.31 +0.92%)
フェイスブック 179.72(+0.85 +0.48%)
ネットフリックス 358.99(-0.47 -0.13%)
テスラ 270.01(-3.35 -1.23%)
アマゾン 1868.24(+5.20 +0.28%)
エヌビディア 188.59(+0.38 +0.20%)
ツイッター 34.47(+0.01 +0.02%)

ダウ採用銘柄
J&J 137.86(-0.16 -0.12%)
P&G 105.85(+0.18 +0.17%)
ダウ・インク 58.43(-0.07 -0.12%)
ボーイング 380.29(-1.43 -0.37%) 
キャタピラー  143.35(+1.32 +0.93%) 
ユナイテッド  134.99(-0.35 -0.26%) 
ビザ  160.79(+0.56 +0.35%) 
ナイキ  88.31(+0.51 +0.58%)
ウォルグリーン 54.36(-0.48 -0.88%) 
3M  217.66(+0.76 +0.35%) 
エクソンモビル  81.42(+0.22 +0.27%) 
シェブロン  121.38(+0.21 +0.17%) 
コカコーラ  47.33(+0.38 +0.81%) 
ディズニー  131.37(+1.47 +1.13%) 
マクドナルド  191.77(+0.07 +0.03%) 
ウォルマート 102.88(-0.06 -0.05%)
ホームデポ  205.93(+1.46 +0.71%)
JPモルガン 112.46(+1.36 +1.22%)
トラベラーズ  136.87(-1.47 -1.06%)
ゴールドマン  206.31(+4.47 +2.21%)
アメックス  111.56(-0.32 -0.29%) 
ユナイテッドヘルス  214.70(-6.26 -2.83%)
IBM  141.21(-3.93 -2.71%)
アップル  201.42(+2.17 +1.09%)
ベライゾン  57.79(-1.01 -1.71%)
マイクロソフト  121.27(+0.50 +0.41%)
インテル  58.98(+2.27 +3.99%)
ファイザー 40.06(-0.87 -2.11%)
メルク  75.69(-1.87 -2.41%)
シスコシステムズ  57.00(+0.05 +0.10%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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