続伸、米中通商協議に対する期待感やサウジの減産強化で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
        NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=53.90(+0.80 +1.51%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.80~0.84ドル高。

 石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が協調減産を行っているなかで、舵取り役のサウジアラビアが3月に一段と減産する見通しであることや、米中通商協議に対する期待感が相場を押し上げた。ただ、米中通商協議については警戒感もあって高値から失速した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことも重し。冬場の米石油需要はピークアウトしており、製油所稼働率は低下している。

 時間外取引で3月限は堅調に推移。米石油協会(API)が発表した週報で、原油在庫が市場予想に反して減少したことが支援要因。通常取引開始後は54.60ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、引けにかけては失速した。


minkabu PRESS編集部
      

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