小幅高、イランの供給減を警戒もサウジが増産を表明=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=69.17(+0.05 +0.07%)

 ニューヨーク原油は小幅高。終値の前営業日比は、期近2限月が0.05~0.08ドル高。その他の限月は0.14~1.28ドル高。

 再来週から米国がイラン制裁の第2弾を開始することで供給不足が警戒されているものの、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が1973年のような禁輸を行う意図はないとあらためて表明したうえで、増産すると発言したことが上値を抑制した。同エネルギー相によると、現在の生産量は日量1070万バレルだが、まもなく同1100万バレルへ増産する。サウジの生産能力は日量1200万バレルであるとも述べた。

 時間外取引で12月限は買いが優勢だった。69.84ドルまで水準を切り上げる場面があった。ただ、通常取引開始に向けて失速すると下げに転じ、68.46ドルまで下落。ただ、通常取引開始後は買いが盛り返し、小幅高で引けた。

(minkabu PRESS編集部) 

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