続伸、「フローレンス」に対する警戒感や米原油在庫の減少で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=70.37(+1.12 +1.62%)

 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.12ドル高。その他の限月は0.65~1.17ドル高。

 11月から始まる米国の対イラン制裁の第2弾を控えて、供給不足が警戒されている。中東だけでなく、ベネズエラやアンゴラなど生産が不安定な産油国が多く、イランの供給量が大幅に減少すると、安定的な供給量の確保が難しいとみられている。米南東部に向かっているハリケーン「フローレンス」による一時的な石油需要の増加見通しや、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が減少したことも相場を押し上げた。

 時間外取引から10月限は堅調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が大幅に減少したことが手がかりとなった。通常取引開始後は上げが加速し、71.26ドルまで一段高となったが、引けにかけては上げ幅を削った。
 

(minkabu PRESS編集部) 

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