ドル円は110円台半ばまで下げ幅拡大 米中問題含め不透明感が根強い=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間に入ってドル円に戻り売りが強まっており、110円台半ばまで下げ幅を広げている。きょうは一時111.40円近辺まで上昇していた。先ほどから取引が開始された米株式市場でダウ平均が大幅安で始まっており、ドル円を圧迫している模様。夏休みシーズンで市場参加者も少ない中、短期筋の利益確定売りが圧迫している模様。

 新興国市場でトルコリラはきょうも買い戻されているものの、トルコ政府は米国との対決姿勢を強めており、米国側も追加制裁の可能性を指摘している。トルコリラは一旦落ち着いているものの緊張感は持続しているようだ。

 また、米中貿易問題も依然として不透明感が強くリスク回避の雰囲気を呼び込んでいる。きょうは中国IT大手の決算が弱かったこともその雰囲気を助長している模様。

USD/JPY 110.57

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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