反落、トルコ・リラなど新興国通貨の下落が懸念要因に=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=67.20(-0.43 -0.64%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.43~0.37ドル安。その他の限月は0.43~0.08ドル安。

 トルコ・リラの急落によって新興国全体の景気見通しが曇っていることが重しとなった。トルコに投資している欧州の金融機関の貸借対照表にも懸念が広がりつつあるなかで、欧州経済にも懸念が感染する方向にあり、石油需要の拡大見通しが不透明感を増している。米中貿易戦争の落とし所が見えないことも引き続き圧迫要因。

 時間外取引で9月限は弱含み。通常取引開始を控えて水準を切り下げると、通常取引開始後は65.71ドルまで下げ幅を拡大し、6月22日以来の安値をつけた。ただ、引けに向けては買い戻しが優勢となり、下げ幅を大きく縮小して引けた。

(minkabu PRESS編集部) 

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