反発、イラン制裁の開始を控えて供給ひっ迫を警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=70.13(+1.44 +2.10%)

 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が1.22~1.44ドル高。その他の限月は0.14ドル安~1.15ドル高。

 来週から米国が対イラン制裁の第1段を開始し、イランの減産が本格化するとみられているほか、イエメンのイスラム教シーア派武装組織であるフーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡でサウジアラビアの石油タンカーに攻撃した後、サウジがこの海峡を利用した輸出を引き続き停止していることなど、供給ひっ迫が意識されている。

 時間外取引から9月限は堅調に推移し、節目の70ドルを超える水準へ上昇した。通常取引序盤には70.43ドルまで一段高となった。その後はやや上げ幅を削ったものの、70ドルを上回って引けた。

(minkabu PRESS編集部) 

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