反落、米原油在庫は市場予想に反して増加＝ＮＹ原油概況

NY原油先物8月限（WTI）（終値）
1バレル＝72.94（-1.20　-1.62%）

　ニューヨーク原油の当限は反落。終値の前営業日比は、期近２限月が１．２０～０．９６ドル安。その他の限月は０．３８ドル安～０．５４ドル高。

　米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で、原油在庫が市場予想に反して増加したことが利益確定の売りを誘った。原油の輸入量が拡大したことが在庫を押し上げた。トランプ米大統領が石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）に対して原油価格を引き下げるよう圧力をかけていることも重し。

　時間外取引で８月限は売り買いが交錯。７３ドル半ばから７４ドル後半にかけての価格帯で上下を繰り返した。通常取引開始前には７４．８０ドルまで水準を切り上げる場面があった。通常取引に入ると伸び悩みマイナス圏へ転落すると、終盤にかけては７２．５３ドルまで下げ幅を広げた。

（minkabu PRESS編集部） 

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