原油反発。米主要株価指数の反発などで。85.23ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,770.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,810元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年01月限は628.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで756.35ドル(前日比3.25ドル縮小)、円建てで3,513円(前日比6円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月17日 17時29分頃 6番限)
金 7,902円/g
白金 4,389円/g
ゴム 219.2円/kg
とうもろこし 45,500円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『まし』がカギ。『最悪回避』に市場は満足」
前回は、「市場は『ドル安』の兆しを創造した」として、先物市場のFF金利見通し(市場予想平均)を確認しました。
今回は、「『まし」がカギ。「最悪回避』に市場は満足」として、来年前半までのコモディティ(商品)市場を取り巻く環境(筆者予想)について、述べます。
前回のFF金利の予想は、市場が作り出した予想であり、実際のところ、その通りになるかはその時になってみなければわかりません。
足元の、緩和傾向にある予想と、各種経済指標から読み取れる実態を見比べて言えることは、市場は「最悪の状況が回避されること」、つまり「まし」な状態が続くことを期待しているのではないか、ということです。(市場は、自らが作り出した妄想にすがっているとも言える。「実態」がよくないことの裏返しか)
「まし」の具体例は、事前予想に比べて「まし」なCPI、三倍速の利上げ(0.75%の利上げ)に比べて「まし」な利上げ、です。今のところ、市場はこれで満足しているように見えます。
図:来年前半までのコモディティ(商品)市場を取り巻く環境(筆者予想)

出所:筆者作成