ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は20~30トン。11月18日の価格はキロあたり45.00~45.05バーツ、RSS3号タイ主要港12月積価格は148.0~150.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、10月31日時点8,010トン(前旬比70トン減)。

 10月下旬の入出庫は入庫704トン、出庫784トン。

◆展開予想

 JPXゴムは横ばい、上海ゴムは当局のゼロコロナ政策緩和期待が根底にある中で、11月受渡供用期限切れ19万トン強が指定倉庫在庫から一掃される見込みであることから低在庫への懸念が根強く、売り方の買戻しや新規買いが断続的に入り高値圏で保ち合いとなる中、JPXゴムも上海ゴムと同様の値動きとなり前週変わらず近辺で横ばい推移となった。株式市場は新規材料乏しく横ばい推移、商品は原油続落、貴金属は先週の上昇に対する利食いも入り反落、ドル円は米長期金利が低下し一時137円台をつけるも週末時点では140円を回復している。

 11月18日引け時点のRSS先限は227.0円、TSR2月限(中心限月)は183.0円。週の高値はRSS227.0/TSR183.0円、週の安値はRSS227.0円/TSR178.0円。

 現物価格は206円程と小幅高。上海ゴムは週明けには今週末時点での指定倉庫在庫が確認できることから来週は一定の動意が期待できそう。国内市場は順鞘化進行後に一部限月は逆鞘に転じるなど価格変動以上に鞘付は変動した印象、また堅調な上海ゴム見合いで積極的な売りは見受けられなかった。目先は週明けの上海ゴムの動きに注意をした上で、国内市場は期近が割安感のある水準に近づき、中限以降は小幅に割高感のある水準であることから、引き続き割高・割安判断をしながら慎重に取引を進めたい。先限は215.0~235.0円を予想する。

ゴムチャート

 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp