ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~30トン。1月16日の価格はキロあたり56.82~57.00バーツ、1月16日のRSS号タイ主要港2月積価格は212.0~216.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、12月20日時点3,985トン(前旬比7トン増)。

 12月中旬の入出庫は入庫1,250トン、出庫1,243トン。

◆展開予想

 OSEゴムは上昇継続、上海ゴム中心限月は週前半こそ上値追いの展開となり一代高値を更新するもその後は買いが続かず利食い売りに押されて反落する中で、OSEゴムは週前半に中心限月が一時360.2円まで上昇も、その後は上海連動で上げ幅を縮小したが円安の追い風もあり350円台を維持し6週続伸となっている。株式は米国こそ高値圏で膠着も日本は大幅上昇、解散総選挙での与党勝利観測が買いを誘ったか。商品は貴金属・原油共に上昇も週後半は買いの勢いが失速気味、ドル円は158円台前半まで円安ドル高が進行している。

 1月16日のRSS3号6月限(中心限月)は終値352.1円、週高値360.2円、週安値347.7円。上海天然ゴム先物5月限は終値15,875、週高値16,360、週安値15,870であった。

 オファー価格は338円台に小幅上昇、原料価格の小幅上昇と円安が換算値を押し上げた。上海ゴム受渡可能在庫は10.8万トン程、指定倉庫在庫は12.3万トン程とペースの変化はあるものの在庫積み増しが継続している。OSEゴム1-6番限は順鞘0.7円程度と小幅順鞘に変化、逆鞘圏では売りが散見されたことから国内在庫水準が低いとはいえ、現物需要が大きく高まらなければ極端な逆鞘にはなりづらいか。主要産地では天候の安定化に伴って生産量増加の動きが継続しているとみられ、TSR20は順鞘化方向への動きが明確化しつつある。輸入採算面では全限月割高水準であり期先でより顕著なことから、今後一定程度の新規入着が予想されるものの在庫が増加基調となるにはもうしばらく時間が必要だろう。中心限月は340.0~360.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp