ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。1月29日の価格はキロあたり57.35~57.91バーツ、1月30日のRSS号タイ主要港2月積価格は210.0~214.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、12月31日時点4,174トン(前旬比189トン増)。

 12月下旬の入出庫は入庫655トン、出庫466トン。

◆展開予想

 OSEゴムは大幅下落、上海ゴムは合成ゴム上昇に連動して週後半まで上値追いとなり中心限月は一時16,800元を上回るも週末にかけて高値から500元超急落する中で、OSEゴムは日米共同レートチェックの影響とみられる円高と週末の上海安の影響で下げ幅が大きくなり中心限月は340円台を割込んで引けている。株式は概ね上昇、半導体関連銘柄を中心に強い動き、商品は貴金属・非鉄金属が市場最高値を更新後に急落し週間で横ばいからマイナスも原油は上昇、ドル円は前述の影響により153円台後半まで円高ドル安が進行している。

 1月30日のRSS3号6月限(中心限月)は終値339.5円、週高値357.0円、週安値333.7円。上海天然ゴム先物5月限は終値16,350、週高値16,750、週安値16,090であった。

 オファー価格は327円程に大幅下落、円高による換算値押し下げが大きかった。上海ゴム受渡可能在庫は11.1万トン程、指定倉庫在庫は12.5万トン程に微増。OSEゴム1-6番限はマイナス6.6円程度と順鞘を維持、大幅変動の影響もあって限月間の鞘付はいびつであるがほぼ全ての限月が順鞘化している。主要産地では増産期終了が近づいているが天候は安定しており、RSS・TSR20共に概ね順鞘傾向を維持している。輸入採算面では中限割安・期先割高で中限の割安感が強まってはいるが春先以降の新規入着を想定した価格になっている可能性がある。来週は上海ゴム動向踏まえた上で割安幅が大きくなる場合は打診買い検討余地があるが、下げ止まりを確認してからでも良いだろう。中心限月は円高・上海安を受けて下方修正し330.0~350.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp