ゴム週刊情報

ゴム
著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約100~120トン。10月24日の価格はキロあたり37.09~37.86バーツ、RSS3号タイ主要港11月積価格は148.0~150.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、9月20日現在14,969トン(前旬比108トン減)。
9月中旬の入出庫は入庫799トン、出庫907トン。

◆展開予想

 東京ゴムは続伸、タイ南部で菌類病が発生、生産減少が懸念され上海・東京ゴム共に上昇した。菌類病は元々インドネシア・マレーシアで発生が確認されていたもので、ゴムの葉を落葉させゴム生産量の減少につながる。現時点でタイの生産面への影響は不明だが、東京ゴムは戻り基調にあったこと併せて買戻しの動きが強まり、先限は一時171.4円まで上昇、株高・原油高等の外部環境の改善も上昇を後押しした。

 10月25日正午過ぎ現在RSS先限は168.3円前後、TSR先限は148.9円前後の取引。週の高値はRSS171.4円/TSR148.9円、週の安値はRSS165.3円/TSR148.9円。

 東京ゴム当先順鞘幅は20.0円程度、期先価格の上昇により順鞘の拡大が続いた。産地価格は先物市場高を反映して169円程度まで上昇も今のところ菌類病関連の影響は見られない。東京ゴムは産地価格と接近しており上方向への期待値は低下傾向、また、順鞘乗換の先限への売り圧力や“期限切れ”懸念を踏まえると、産地・上海ゴムの上昇がなければ上値は重いだろう。来週はFOMC、日銀金融政策決定会合等、節目のイベントがある為、金融市場の動向に注意しつつ、戻り売りで臨みたい。先限のレンジは160.0~175.0円を予想する。
 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。 http://www.okachi.co.jp