ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。3月6日の価格はキロあたり66.00~67.00バーツ、3月6日のRSS号タイ主要港4月積価格は240.0~245.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、1月31日時点5,108トン(前旬比216トン増)。

 1月下旬の入出庫は入庫1,316トン、出庫1,100トン。

◆展開予想

 OSEゴムは小反落、上海ゴムは週明け後から断続的に利益確定売りが入って中心限月は17,000元を割込むなど軟調に推移する中、OSEゴムは週初こそ円安の影響もあって一時380円台に乗せるもその後は売りに押されて中心限月は370円台前半で引けている。株式は世界的に下落、イラン情勢の緊迫化を背景にリスクオフムードが強まった。商品は貴金属がドル高進行の影響があってか下落も原油は大幅上昇、ドル円は157円台後半まで1.5円強円安ドル高が進行している。

 3月6日のRSS3号8月限(中心限月)は終値371.3円、週高値385.0円、週安値366.6円。上海天然ゴム先物5月限は終値16,765、週高値17,300、週安値16,765であった。

 オファー価格は382円程に小幅軟化、原料価格は上昇も製品価格は下落、円安は換算値を押し上げた。上海ゴム受渡可能在庫は11.7万トン程、指定倉庫在庫は13.2万トン程にそれぞれ増加、春節明けの動向を今後注視したい。OSEゴム1-6番限は順鞘11.3円に急拡大、背景不明ながら期近売りが散見され順鞘幅を拡大させた。主要産地ではウィンタリングにより供給は減少も先物市場軟化を受けて買い急ぐ動きは一時後退した格好だが、RSS・TSR20共に逆鞘を維持しており供給減に対する警戒は続いている。輸入採算面では全限月が割安圏にあって期近限月程割安幅が大きい状況であり、外部環境に大きな変化がなければ押し目買い方針が有利となりやすいだろう。中心限月は365.0~385.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp