ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。6月5日の価格はキロあたり84.00~88.00バーツ、6月12日のRSS号タイ主要港7月積価格は294.0~300.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、5月10日時点7,124トン(前旬比398トン増)。

 5月上旬の入出庫は入庫732トン、出庫334トン。

◆展開予想

 OSEゴムは小反落、上海ゴムは5月の自動車生産・販売が前年同月比で鈍化するなど製品需要不足懸念が先行したとみられ一時17,000元台前半まで値を切下げると、OSEゴムも一時420円台を割込む場面があったものの、現物価格が上昇に転じると日中共に下げ止まる形となり420円台半ばまで下げ幅を縮小して引けている。株式は小幅安、米イラン情勢緊迫化により下げスタートも緊張緩和期待から下げ幅を縮小、商品は貴金属・原油共に下落、ドル円は160円台前半まで円安ドル高が進行している。

 6月12日のRSS3号11月限(中心限月)は終値426.1円、週高値431.8円、週安値416.0円。上海天然ゴム先物9月限は終値17,800、週高値17,800、週安値17,500であった。

 オファー価格は476円程まで上昇継続、先物下落時も下げ幅は限定的で、週後半にかけて上昇に転じている。中国国内の受渡可能在庫は15.1万トン程で横ばい、指定倉庫在庫は16.0万トン程に増加、OSEゴムも5月末指定倉庫在庫は小幅に増加も期近には一定の買い気があり、全体の順鞘幅は縮小する形となった。主要産地ではインドネシア・タイ共に天候が安定化しつつあり、シンガポール市場では期近の逆鞘こそ維持も一部売り物が散見されて逆鞘幅はわずかに縮小、現物価格動向とは方向感が異なった。輸入採算面では全限月で割安水準を維持しており日本ではいずれかの時期から在庫消化局面に変化するとみられ、現物価格が下落に転じなければ下げ幅は限定されやすいだろう。中心限月は420.0~440.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
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