ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。6月19日の価格はキロあたり89.00~93.00バーツ、6月19日のRSS号タイ主要港7月積価格は295.0~305.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、5月10日時点7,124トン(前旬比398トン増)。

 5月上旬の入出庫は入庫732トン、出庫334トン。

◆展開予想

 OSEゴムは大幅反発、上海ゴムは現物高の影響もあってか新規買いが入り上昇する中で、OSEゴムにも大口の買いが入って中心限月は一時448.1円まで値を切上げたが、上海ゴムが上げ幅を縮小するのに連れてOSEゴムも上げ幅を縮小して引けている。株式は概ね上昇、米・イランが紛争終結に向けた覚書に署名したことがリスクオンに繋がった形、商品はFOMCで年内利上げ観測が台頭したことでドル高が進み貴金属は下落し原油も下落、ドル円は161円台前半まで円安ドル高が進行している。

 6月19日のRSS3号11月限(中心限月)は終値440.6円、週高値448.1円、週安値428.1円。上海天然ゴム先物9月限は終値17,850、週高値18,200、週安値17,550であった。

 オファー価格は484円程まで上昇継続、一時下落する場面もあったが直近高値を更新している。中国国内の受渡可能在庫は15.2万トン程で微増、指定倉庫在庫は16.0万トン弱に微減、OSEゴム指定倉庫在庫は6月上旬時点で5,500トン弱まで増加と消費国側での当面の在庫は確保されていると言えよう。主要産地ではインドネシアでは天候安定化と供給増加の気配があるもののタイでは降雨により生産回復が遅れているとみられ、TSRは期近が順鞘化もRSS3は逆鞘状態を維持している。輸入採算面では期先の割安幅が縮小しており、上海ゴム動向次第では短期的な下落調整リスクがあるものの、現物価格動向を踏まえながら割安感が拡大する場面では押し目買いを検討したい。中心限月は430.0~450.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp