週刊石油展望

著者:三浦 良平
ブックマーク
 今週の原油相場は、現在の価格帯で下値固めとなるかどうかに注目だ。WTIでは、4日に49.31ドルまで売り込まれたもの、その後は値を戻す、ただ一足飛びに上昇とはならずその後また売られる展開。OPECプラスの委員会では日量60万バレルの減産規模拡大が提案されたが、ロシアが同意を見送ったことで先行きは不透明感もある。また新型コロナウイルスも引き続き上値を抑えるであろう。テクニカル面では、前回安値を割り込むともう一段下の可能性大、前回安値で持ちこたえるとダブルボトム形成で緩やかに値戻し、両方の展開が想定されるところだ。
 

 

 

このコラムの著者

三浦 良平(ミウラ リョウヘイ)

エネルギー部課長として国内商社や地場SS等を担当。
世界経済の動向、石油現物価格、シンプルなテクニカル分析をもとに相場分析を行います。北海道出身。