ゴム週刊情報

ゴム
著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約70~90トン。3月26日の価格はキロあたり38.05~42.05バーツ、RSS3号タイ主要港4月積価格は153.0~155.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、3月20日現在13,300トン(前旬比286トン増)。

◆展開予想

 東京ゴムは先週からの弱い流れを引き継ぎ続落、先限は一時2016年7月以来となる146.3円を付けた。
ただ、売り一巡後は売り方の買い戻しや“割安”に着目した買いの手も入り、上海・東京共に値を戻す展開、東京ゴム先限は150円を挟んでの取引となっている。株式市場はFRBによる無制限の量的緩和決定を受けて過度なリスク回避姿勢が後退し値戻しの展開も週後半にかけて円高ドル安が進行、東京ゴムの価格押し下げ要因となった。

 3月27日正午過ぎ現在RSS先限は150.1円前後、TSR先限は131.9円前後の取引。週の高値はRSS156.1円/TSR134.4円、週の安値はRSS146.3円/TSR131.9円。

 今週は先限が約3年半ぶり安値を更新する等弱い流れが継続しているが、直近の現物価格は160円程度とみられ、東京市場は相対的に“割安”に見える。今後、産地は減産期を迎え集荷量が減少、またタイでは新型肺炎対策として非常事態宣言が発動されており現物市場の商いが細る可能性があろう。一方で、中国を除く地域では都市封鎖が続いており需要減少が懸念される。来週以降についても、外部環境次第では依然として下振れ余地はあるものの、“割安”場面での売りは期待値が低いか。中国での生産活動の回復度合い見極めつつ、押し目買い・戻り売り姿勢で臨むのが無難だろう。先限のレンジは140.0~160.0円を予想する。
 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。 http://www.okachi.co.jp