週刊石油展望

著者:三浦 良平
ブックマーク
 各国で夏季製品(ガソリンを中心にした)需要の伸びが望まれる環境ではあるものの、原油の価格面では米中の摩擦が懸念として挙がる状況といえそうだ。原油価格としては製品需要のひっ迫には程遠い状況とうかがえ、バブルの株式市場につられた価格に付いていくのはさておき…の展開とみる。中長期でのロング機会を慎重にうかがう局面と思われるが、OPEC総会が控えるといえ、現状の価格に対する評価は追認程で動意に乏しい展開か。
 

 

 

このコラムの著者

三浦 良平(ミウラ リョウヘイ)

エネルギー部課長として国内商社や地場SS等を担当。
世界経済の動向、石油現物価格、シンプルなテクニカル分析をもとに相場分析を行います。北海道出身。