ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は50~60トン。9月10日の価格はキロあたり51.30~51.72バーツ、RSS3号タイ主要港10月積価格は198.0~200.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、8月20日現在10,843トン(前旬比-744トン減)。
8月中旬の入出庫は入庫398トン、出庫1,142トン。

◆展開予想

  ゴムRSS3は続落、前週の大幅高後に急落となった。弱い流れを引き継ぎ軟調な展開、ゴム自体の材料はないものの、株式や原油の下落等外部環境に連れた側面が大きかったか。上海ゴムも中国での自動車生産・販売は8月も堅調に推移が予想されるにも関わらず、日本市場同様に値を切り下げる形となっている。株式は米株を中心に下落、WTI原油も40ドル割れ等金融市場は冴えない展開、ドル円は106円を挟んで膠着状態であった。

 9月11日正午過ぎ現在RSS先限は176.8円前後、TSR先限は150.0円前後の取引。週の高値はRSS182.4円/TSR150.0円、週の安値はRSS175.6円/TSR150.0円。

 現物市場も先物市場に連れ安となっているが先物市場比の下げ幅は緩やかであり概ね200.0円程度である。先週の大幅高は労働者不足によって供給量が不足する中で主に中国での需要が堅調であったことを背景に、売り方の買戻しが強まったことで高値を付けたとみられる。日本市場は先週こそ一時産地対比“割高”局面もあったが、その後の急落により一転“割安”に転落しその幅を拡大している。現状ではテクニカル面や外部環境の悪化を受けて下落しているが、ゴム価格が上昇した背景は変わっておらず、産地対比での“割安幅”を踏まえれば、基本は押し目買いが有利か。先限は170.0~185.0円を予想する。

東京ゴム(RSS3)先限繋ぎ日足

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp