ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は30~40トン。10月8日の価格はキロあたり54.09~54.35バーツ、RSS3号タイ主要港11月積価格は198.0~200.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、9月10日現在9,386トン(前旬比-1,075トン減)。 9月上旬の入出庫は入庫358トン、出庫1,433トン。

◆展開予想

 ゴムRSS3は大幅上昇、中国市場が国慶節休場の中、株式やその他商品の値戻しを受けて反発、金曜日に上海市場が再開し大幅上昇すると上げ幅を拡大し、先限は一時9月上旬以来となる194.5円まで上昇した。株式市場は週間で上昇、米大統領選挙でのバイデン候補のリード拡大や追加財政政策への期待感の強まりが支援材料、ドル円は株高もあり円安傾向を維持、一時106円台を回復したが週末時点では105.80円程度となっている。 10月9日正午過ぎ現在RSS先限は193.9円前後、TSR先限は150.0円前後の取引。週の高値はRSS194.5円/TSR150.0円、週の安値はRSS183.7円/TSR150.0円。

 現物市場は8日(木)時点で208円程度、金曜日の上昇を織り込んだ場合210円超の水準となりそうだ。中国休場の影響もあってか原料取引は価格上昇の中で減少、来週以降は取引減少が中国休場による手控えなのか供給不足によるものなのか見極める必要がある。国内市場のRSS3はTSR対比では“割高”水準だが現地RSS対比では“割安”、また受渡可能な京浜地区在庫も9月末時点で5,300トン程度まで減少しており12月限以降の限月での新規の入着が見込めないとすれば買い方有利な地合いは変わらないだろう。現物市場が堅調に推移する限り株式の下落や円高に伴う下落は押し目買い機会としたい。先限は190.0~200.0円を予想する。
 
ゴムチャート
 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp