ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は50~60トン。10月15日の価格はキロあたり56.57~57.17バーツ、RSS3号タイ主要港11月積価格は208.0~210.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、9月20日現在8,863トン(前旬比-523トン減)。
9月中旬の入出庫は入庫482トン、出庫1,005トン。

◆展開予想

 ゴムRSS3は大幅上昇、月曜日に上海ゴム中心限月が13,000元を突破すると国内RSS3も先限200円台を回復する動きとなった。木曜日に内部要因的な動きか196.0円まで下押されるも金曜日に上海が上値追いとなり再度200円台を回復、一時204.1円まで上昇した。株式市場は小幅に弱含み、欧州でのコロナ感染者増加が嫌気され、ドル円はドル高の中で円高方向推移、週末時点で105.20程度となっている。
10月16日正午過ぎ現在RSS先限は203.4円前後、TSR先限は150.0円前後の取引。週の高値はRSS204.1円/TSR150.0円、週の安値はRSS193.4円/TSR150.0円。

 現物市場は16日(木)時点で218円程度、産地側では原料の不足により集荷が進まないとの声が聞こえており、現物価格の上昇が先物価格の上昇を正当化する展開が続いている。国内RSS3はTSR対比では“割高”、RSS対比では“割安”の状況は商品ごとの需給の違いによって生じている可能性があり、現物RSS価格を参照して取引を行う方が現在の環境下では適切だろう。京浜地区在庫も減少傾向が続いているとみられ12月限以降の限月での新規の入着を期待できる価格を下回っているとすれば、買い方針を維持したい。先限は195.0~210.0円を予想するが210.0円を上回ると一段高の可能性もある為、売りは慎重に進めたい。
 
ゴムチャート
 
 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp