ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は40~50トン。11月19日の価格はキロあたり60.40~61.05バーツ、RSS3号タイ主要港12月積価格は233.0~235.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、10月31日現在5,911トン(前旬比-602トン減)。
10月下旬の入出庫は入庫503トン、出庫1,105トン。

◆展開予想

 ゴムRSS3は反落、週初こそ上海と共に買い優勢で241.5円まで上伸するも独自材料に欠ける中、株式等の軟化に連れ利益確定の動きに押されると水曜日には220.9円まで下押されたが、安値圏では買い気が強く反発、日本での3連休を控え動意薄の中220円台後半で推移している。株式市場は反落、日米とも高値更新後、コロナ感染者急増加を受け利益確定の動き、ドル円は株式の軟化に連れ103円台後半まで円高進行となった。

 11月20日正午過ぎ現在RSS先限は229.5円前後、TSR先限は164.0円前後の取引。週の高値はRSS241.5円/TSR169.0円、週の安値はRSS220.9円/TSR164.0円。

 現物市場は235円前後、産地での取引数量はUSS変わらず・RSS3増加、原料調達難の環境続くもRSS3は在庫を捌きたい向きが一定数いるようだ。ただ、来週以降も国内市場の価格下落時は当業系を含む買いヘッジが入りやすいとみられ、また、取引所発表の指定倉庫在庫も11月10日時点で東京・横浜合わせて3,206トン(前旬比357トン減)となっており国内需給のタイト感は解消されていない。新規の入着動向に気を配りながら割安圏では押し目買い方針を維持したい。先限は215.0~250.0円を予想する。


 

 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp