ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は30~40トン。1月7日の価格はキロあたり57.70~58.90バーツ、RSS3号タイ主要港2月積価格は238.0~240.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、12月20日現在7,031トン(前旬比7トン増)。

 12月中旬の入出庫は入庫746トン、出庫739トン。

◆展開予想

 JPXゴムは上昇、年明けの上海ゴムが窓開け上昇で始まるとJPXゴムも追随、前日引け比13.5円高を演じ240円台を回復、特段の材料はないが石炭・鉄鉱石市場と価格の相関性が高く、出遅れ銘柄としてゴムが買われたか。その後は木曜日に上海ゴムが14,500元の節目上抜けると取組増を伴い大幅上昇、JPXゴムも週末にかけ248.6円まで上昇したが連休を控え上値追いの動きは一服している。株式市場は世界的な金余りを背景に大幅上昇、ドル円も一時103円を割込んだが株高もあってか反転、103.80円程度で推移している。

 1月8日正午過ぎ現在RSS先限は244.5円前後、TSR先限は165.0円前後の取引。週の高値はRSS248.6円/TSR169.0円、週の安値はRSS218.0円/TSR165.0円。

 現物市場は235.0円程度、週間取引量はUSS減少・RSS3増加、JPXゴム期近限月は時間的制約や用船難の影響により売り方が買戻しを迫られており逆鞘幅が急拡大、期先限月も“割安感”は薄いものの上海ゴムの影響力が増大しており売り方にとって難しい地合いが継続中、産地価格見合いであれば買い進め難い水準ではあるものの中国商品市場が堅調地合いを維持する限りは基本的に下落場面では買いで対応し、利食いも挟みながら買い回転での取引を検討したい。先限は230.0~260.0円を予想する。


 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp