ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は80~90トン。1月15日の価格はキロあたり56.10~57.19バーツ、RSS3号タイ主要港2月積価格は236.0~238.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、12月20日現在7,031トン(前旬比7トン増)。

 12月中旬の入出庫は入庫746トン、出庫739トン。

◆展開予想

 JPXゴムは小幅下落、週明けの上海ゴムが急落、石炭・鉄鉱石価格の大幅下落やドル高による貴金属市場の下落に連れ売りが集まったとみられJPXゴムは一時先限で232.2円まで売り込まれたが売り一巡後はじり高傾向に変化、週末にかけ上海ゴムが大幅高、JPXゴムも連れ高となり、先限は240台を回復している。株式市場は概ね上昇、米株等は緩やかな上昇にとどまる中、日本株・新興国株等は大きく上昇、日経平均は1990年夏以来の高値圏で推移、ドル円は週間で小幅に円高も103.80円程度と年始からは円安方向を維持している。

 1月15日正午過ぎ現在RSS先限は244.1円前後、TSR先限は168.0円前後の取引。週の高値はRSS246.5/TSR168.0円、週の安値はRSS232.2円/TSR168.0円。

 現物市場は大きな変化なく235.0円程度、週間取引量はUSS増加・RSS3増加、JPXゴム期近限月は先週に引き続き逆鞘幅拡大が継続、空売りの買戻しと流動性の少なさから300円台を突破している。JPXゴムは産地対比での“割安感”は少ないものの逆鞘継続により市場内での相対的な割安感はあることで買い手が集まりやすく、また春節を控えた中国では長期休暇前に現物の手当てを進めたい向きも多いとみられ、上海ゴムが堅調推移する限り、売り方は難しいかじ取りを迫られそうだ。先限は230.0~260.0円を予想する。

 

 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp