第14回、MACDその3、MACD最大の買いシグナルとは?


1.シグナルの役割

□さて、前回の講義でMACDの上昇・下降がトレンドの上昇・下降に先行しやすいことを勉強した。 (※前回も掲載した、価格のトレンドとMACDの動きの関係) ■「そうですね。 MACDはトレンドの上昇が緩やかになったところから既に下降し、トレンドの下降が緩やかになったところから既に上昇するわけですからね。」 □そゆこと。 するとMACD自体が現在上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それとももみあいなのかを見極めることが大事になる。 ■「なるほど、価格のトレンドを見抜く前に、MACDのトレンドを見極めるわけですね。」 □ところでトレンドを見極めるにはどういう手法があったかね? ■「えーと、ありましたよね。」 □しっかりしてくれ。既に勉強しただろう。価格のトレンドを明確にするために使うテクニカル指標が・・・ ■「あ、移動平均線だ。」 □そゆこと。移動平均線には、価格変動からノイズを取り除き、なめらかな動きにすることにより、トレンドをはっきりさせるという役割がある。 ■「そうでした!」 □だから、MACDの現在のトレンド状況をわかりやすくするために 移動平均線を付けたのじゃよ。それがシグナルだ。 (※シグナルはMACDの9日EMA。MACDよりシグナルの方が、動きがなめらかでトレンドがわかりやすいことを確認せよ。) ■「なるほど。確かにシグナルはMACDの移動平均線ですからね。そういう意味だったんですね。シグナルなんてかっこつけた名前を付けるので、かえってわかりにくくなってますね。MACD移動平均線って呼べばそれで済むのに。」 □長いじゃないか。 ■「MACDMA、マクドマって呼べばいいんですよ。」
□逆にわかりにくいぞ(汗;)