第2回、トレンド系分析とオシレーター系分析

■「トレンドがある時でも、天井を素早く察知し、天井を付ける前から売りを作るというカウンタートレード手法にオシレーター系の指標というのはよく使われますよね。」

□そのとおり。よく勉強している。ただそれは非常に難易度が高いということも頭においとこう。オシレーター系で買われすぎのサインが出て、天井だと思って売りを作ったら、それからさらに値段が上がっていって大きなマイナスが出るという失敗例がよくある。

トレンドがあるときはトレンドについていくのが一般投資家には一番わかりやすい。トレンドがまだ継続しているのに天井を前もって察知して売りを仕掛けるというのはかなりの冒険じゃ。

トレンド系の指標とオシレーター系の指標をどう使い分けるかを下図で整理してみた。
どこでトレンド系指標を使い、どこでオシレーター系指標を使うか、参考にするといい。



□トレンド系の指標とオシレーター系の指標を同時に分析すると同じチャートなのに全く別の結果が出てくることがある。たとえば上昇トレンドがどんどん勢いを増していくと、トレンド系のテクニカル分析では買いサインが出るが、オシレーター系のテクニカル分析は売りサインが出るという風に。

■「そういうとき、どうすればいいんですか?」

□オシレーター系のサインを注意信号として受け止めるのじゃよ。上昇トレンドが続いているが、そろそろ天井が近いかもしれないから気をつけようと。

■「なるほど」

□そういった意味で、トレンド系のテクニカル分析とオシレーター系のテクニカル分析は最低ひとつずつ一緒に分析することが賢明なやり方だ。


■「ありがとうございます。大変勉強になりました。では本日の講義の締めに当たり、最後になぞかけをひとつやってもいいですか?」

□なぞかけ?

■「順張りとかけて・・・・・ツイッターと解く。」

□そのこころは?

■「友人をフォローする!」

□どや顔するな。なんか見事に締めましたみたいな顔するな。