第20回 ストキャスその1、『買われすぎ売られすぎシグナルに騙されるな!』


■ゴホン。参ったなあ、ストキャスの見方ですか?ま、僕も一応助手ですからね。・・・勉強してきましたよ。勉強してきましたとも。

□よし、聞いてみよう。

■ゴホン。では本気を見せましょう!

■ストキャスは買われすぎ、売られすぎを示す指標で、80%以上が買われすぎ、20%以下が売られすぎを表します。時に70%以上が買われすぎ、30%以下が売られすぎなどと書いている本もありますが。ま、僕は厳しめに80%20%を採用したいと思います。ですから、数値が80%以上になったら売る、20%以下になったら買うというのがストキャスの基本的戦法(?)です。以上。

□よく勉強した。

■ありがとうございます。

□20点。

■あちゃ。20点ですか?100点の間違いでは?それとも20点満点?

□100点満点の20点。零点にされなかっただけでも感謝しろ。

■でもこれ、本を読んで勉強したんですよ。

□本読んで勉強しようが何しようが、20点は20点。落第じゃ。

■ちょっと見てください。これが今の分析をチャートで表したものです。ほとんどの天井と底が80以上、20以下になっていますよね。ということはこのやり方でトレードすると大成功すると。



■全然検討はずれのものも見えるが。

□そりゃ。100%当たる指標などないので、この分析でいいと思うんですがね。違います?

□じゃあ、細かく検証してみよう。%Kと%Dの両方が80%を超えたらそこで売る、%Kと%Dの両方が20%を割り込んだらそこで買うということにする。

■はい、そうです。