質問 「メールでの質問」
・セミナー参加者の質問や感想メールに、全て返信していただけるということですが、いつでもいいですか? 回答 いつでも結構です。もし1週間以上返信がないときは、紛れ込んでいる可能性がありますので催促してください。また同じ内容に関するやりとりは双方が返信を続けていると永久に終わりませんから、適当なところで返信をやめますのでご了解ください。質問 「損切り」
・損切りと損をもちこたえる違いはどこでしょうか。 回答 どこまでは持ちこたえて、どこ以上は損切りするかですね。損切りラインを設定する上でとても重要な質問ですが、上級トレーダーでさえ悩んでいる奥の深いテーマです。基本的考え方はトレンドが継続しているのなら(現在が一時的押し目なら)我慢する。もしトレンドが終了しているなら、素早く損切りするということです。 で、トレンドが継続しているのか、終わっているのかをどう判定するかですが、1日の平均的値動き(ATRと呼びます)を計測して、その2倍から3倍というのが標準です。質問 「買えば下がる、売れば上がる」
・いつも買えば下がる、売れば上がるになってしまいます。どうしたらいいでしょう。 回答 買えば下がる、売れば上がるという失敗の原因は二つ考えられます。 ①トレンドフォロー戦法で仕掛けながら、実際はもみあい相場のため、買えば天井となり、売れば底となる。 ②逆張り戦法で仕掛けながら、トレンドが転換する前に仕掛けるため、売ってもまだ上がり、買ってもまだまだ下がる。 貴兄はどちらのケースでしょうか? ①の失敗ならトレンドがあるかないかの判定がポイントです。その判定の一例を下に書きます。 ・ADXが上昇しているか?(上昇していればトレンドありと判定します。) ・一目均衡表の各線(除く遅行スパン)が横ばいになり、くっついてきていないか? (横ばいになって近接してくれば、もみあい傾向と判定します。) ②の失敗なら逆張り戦法でも相場が転換してから仕掛けるようにしてください。 いずれの場合もトレード記録を付けること、その後自分のトレードを分析して改善するという作業を繰り返すと克服できます。質問 「時間足」
・時間足はどれを見るのが一番いいですか? 回答 こちらも移動平均線のパラメーターの質問に対する回答と同じですが、どの期間のトレンドを見たいのかで決まってくるのです。貴兄がどの程度の値幅を取ろうと思っているか、それはその銘柄ではどれくらいのトレンドがあればとれるか?そのトレンドは時間に直すとどれくらいになるかを見極めると使うべき時間足(あるいは分足)が決まっていきます。 基本としては日足より短い期間は日足→4時間足→1時間足→15分足というのが相性のいい期間設定です。質問 日経225、11月中旬から12月上旬のトレンド予測
・日経225の11月中旬から12月上旬のトレンド予測を知りたいです。 回答 テクニカル分析では予想はしません。上値抵抗線を破ればバランスが買いに傾いたと判断して買い、支持線を破ればバランスが売りに傾いたと判断して売り、当たりはずれの中でトレードエッジを取っていこうというのが基本的考え方です。 それを前提にお話しします。(11月22日現在) 長く続いていたP波動が上放れしました。今現在買いにバランスが傾いています。週足で言うと、昨年11月末に雲を抜けてから天井まで26週、天井を付けたところから、P波動(三角もちあい)を上放れるまで26週と言う節目のところで見事に上放れています。非常に期待は持てますが、実際にはどう動くかは今後を見なければいけません。 ABCDの三波動を作図したとき、既にN計算値は到達しています。小さなトレンドであればここで売られる可能性もあります。次の目標はE計算値です。E計算値は15930円、ということは5月の高値16000円とほぼ同値です。AからCまでが22日間ですので、次の22日は12月9日。ここまでに16000円を超えられるのかというのが現在のテーマです。 投資の手法には正解はありません。ひとつひとつ体系的に勉強し、ステップアップしていきましょう。それでは次回お会いできるのを楽しみにしています。 以上。 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g