小次郎講師のボリンジャーバンド解説その12、「ボリバン極意の書!」

4、重要なシグナルとなるパターンがある!

この中で重要なパターンを教えよう。①→②、⑦→⑧だ。それぞれどういう状態だ? ■①→②は・・・上昇トレンドが始まって、それまで縮小していたバンド幅が拡大していき、安定的なバンド幅に移行するという状態ですね。確かに一番長続きする上昇トレンドだ。チャンスですね。 □だね。その中でスクイーズと価格の上限タッチが現れるはず。⑦→⑧は下降トレンドが始まって、それまで縮小していたバンド幅が拡大していき、やがて安定下降に変わったということ。 ■やはりスクイーズと下限タッチが出てきそうな状態ですね。 □この2つの典型的チャンスの他に⑥も注目ポイント。 ■⑥というともみあい期のスクイーズですね。もみあい期のスクイーズはもみあい終了の知らせ。 □その後に①や⑦につながる。つまり⑥→①、⑥→⑦が仕掛けのチャンス。 ■これまたスクイーズして上限あるいは下限にタッチするというパターンですね。
【総合分析の注目ポイント】 ①→②、上昇トレンドが発生し、長続きする安定上昇に変化した買い場 ⑦→⑧、下降トレンドが発生し、長続きする安定下降に変化した売り場 ⑥→①、もみあい上放れの買い場 ⑥→⑦、もみあい下放れの買い場
□では先ほどのチャートで見てみよう。 ★図 ■パターン番号を入れるとすごくわかりやすくなりましたね。 □ここまでは誰でも簡単にできる。これを見て、①→②のところで仕掛ける。⑥→⑦のところで仕掛けると考えたらすごくわかりやすい。 ■ですね。 □次回はこれに%bチャート、つまり価格がバンド内でどの位置にいるかということを組み合わせて分析する。恐ろしいほど深い分析が簡単にできるぞ。 ■楽しみです。ありがとうございました。 □本日はここまで。 ■起立、礼。