小次郎講師のボリンジャーバンド解説その13、「ボリバン極意の書!続き」

1、ボリバンを使って9つのパターンに分ける

※ユーロ円4時間足2015年7月16日~8月31日 ★図1 □さて前回の復習からボリンジャーバンドを使って価格変動を9つのフェイズに分けるというのはもう出来るようになったかな? ■トレンドで3種類、つまり上昇・下降・もみあいに分け、その後、バンド幅を見て、拡大・平行・縮小に分ける。つまり9種類ですね。 □上記チャートを見てごらん。①から⑨までにどうやって識別したかがわかるはずだ。まずはミッドバンドの傾きとローソク足とミッドバンドの関係で、上昇期か下降期かもみあいかに分ける。その後バンドワイズチャートを参考にしながら、さらに細分化していくと9種類になる。
上昇トレンド ・バンド幅拡大・・・① ・バンド幅安定・・・② ・バンド幅縮小・・・③ もみあい期 ・バンド幅拡大・・・④ ・バンド幅安定・・・⑤ ・バンド幅縮小・・・⑥ 下降トレンド ・バンド幅拡大・・・⑦ ・バンド幅安定・・・⑧ ・バンド幅縮小・・・⑨
■上記チャートを見ると④がないですね。 □実はもみあい相場の中でバンド幅が広がるというのはほとんどない。もみあい相場は価格の動きは小さく買われれば売られる、売られれば買われるということを繰り返すのでバンド幅は大きくは変わらないのが通常。その変わらないバンド幅が縮小をはじめると、もみあい相場が終了すると予兆出来る。 ■なるほど、ということで、もみあい期にはバンド幅の拡大は滅多にないんですね。 □だね。だから実際には9パターンというより8パターンかもしれない。④以外のパターンはチャート上でよく見かける。さてではこれからパターン毎にどういう状況かを説明したい。 ■お願いします。