小次郎講師のボリンジャーバンド解説その13、「ボリバン極意の書!続き」

2、パターン別分析

□まずはパターン1
【パターン1】 ・上昇期 ・バンド幅拡大
□通常はスクイーズの後に起こる。トレンドの初期はパターン1となることにより上昇トレンドの発生が確認される。上昇トレンドの途中でバンド幅が広がるのも勢いが加速していることを示す。但し注意ポイントとしては上昇トレンドの最後の局面での急拡大はトレンドが過熱していることを表し、その後にはじけるように急落する可能性がある。 ■それがボージですね。でも、トレンドの初期かどうかはすぐわかりますが、今がトレンドの中盤なのか終盤なのかということはわかりづらいですね。 □ボージからの急落によりトレンド転換となるパターンは価格が逆Cカーブで上昇していく。 ■逆Cカーブとは緩やかだった価格の上昇が次第にどんどん大きくなり、最後には垂直近くまで上昇する状態ですね。 □それは異常状態を示す。そしてそれが何故起こるかというと、売り勢力が価格の上昇を我慢仕切れず踏んだときにそうなる。 ■「踏む」とは「投げ」の反対で、売方が大損覚悟で完全撤退をすることですね。今まで売方だった連中が買い決済を市場に出すわけですから価格が暴騰するのは当然ですね。 □それが出れば上昇相場はおしまい。このボージが大きければ大きいほど、その後は急落しやすいので注意が必要だ。 □続いてパターン2
【パターン2】 ・上昇期 ・バンド幅一定
■上昇期でバンド幅が一定というのは5本の線が平行に右肩上がりという状態ですね。 □そうだ。その状態が一番安定している状態。過熱もしていないし、勢いがなくなってもない。ということはこの状態が一番長続きする。「安定上昇期」と覚えておこう。 ■このときがバンドウォークになりやすいですね。 □そういうこと。だから②は大きな買いシグナルと言える。