ダウ平均はプラス圏で推移　アップルは軟調＝米国株後半

NY株式8日（NY時間15:05）
ダウ平均　　　25283.61（+42.20　+0.17%）
ナスダック　　　7645.45（+10.38　+0.14%）
CME日経平均先物　22655（大証終比：+35　+0.15%）

　ＮＹ時間の終盤に入ってもダウ平均はプラス圏での推移が続いている。序盤は売りが優勢となりダウ平均も下げて始まった。きょうからカナダで開催されるＧ７サミットへの警戒感や、アップルが今年後半に投入するアイフォーン向けの部品について、発注が前年比約２０％減ることに備えるようサプライチェーンに伝えていたとの報道も嫌気していた。

　ただ、売りが一巡すると買い戻しが優勢となりダウ平均はプラス圏に浮上。景気の先行きに期待した押し目買いが下値では断続的に入り底堅さは堅持している。

　ダウ採用銘柄ではアップルが下落しているほか、インテル、シェブロン、キャタピラー、ウォルマートが軟調。一方、Ｐ＆Ｇが上昇しているほか、ディズニー、ＧＥも堅調に推移している。

　Ｐ＆Ｇは３日続伸。アナリストが、複数の事業を個々に判断し企業価値を積算するサム・オブ・ザ・パーツ分析では適正株価は１０４ドルになる可能性を指摘した。

　ナスダックも序盤の下げからプラスに転じている。アップルのニュースで同社のサプライヤーには売りが優勢となっているが、そのほかは堅調。ブロードコム、エヌビディア、インテルが下落の一方で、マイクロンやフェイスブック、マイクロソフトが上昇している。

　ブロードコムは２－４月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、今四半期の売上高見通しに関しては据え置いている。データセンターからの需要が堅調な一方で、スマホからの需要が弱まっていることが明らかとなった。

　フィリップ・モリス・インターナショナルが堅調。四半期配当を従来の１株１．０７ドルから１．１４ドルに増配する計画が伝わっている。

フィリップ・モリス　79.28（+1.89　+2.44%）
ブロードコム　257.97（-6.71　-2.54%）
クアルコム　60.36（-0.28　-0.46%）

アルファベット（C）　1123.16（-0.70　-0.06%）
フェイスブック　189.07（+0.89　+0.47%）
ネットフリックス　360.43（-0.97　-0.27%）
テスラ　318.35（+2.26　+0.72%）
アマゾン　1684.87（-4.43　-0.26%）
エヌビディア　262.77（-0.13　-0.05%）
ツイッター　41.06（+1.36　+3.44%）

ダウ採用銘柄
J&J　　　　　　　123.76（+0.43　+0.35%）
P&G　　　　　　　76.93（+1.17　+1.54%）
ダウ・デュポン　　　　　69.61（+0.19　+0.27%）
ボーイング　　 　368.57（+0.04　+0.01%）　
キャタピラー　　 155.31（-0.98　-0.63%）　
ユナイテッド　　 127.05（-0.53　-0.42%）　
ビザ　　　 　134.65（+0.81　+0.61%）　
ナイキ　　　　　　 　74.77（+0.01　+0.01%）
GE　　　　　 　　13.91（+0.13　+0.94%）　
3M　　　　　 　　206.15（+1.08　+0.53%）　
エクソンモビル　 83.40（+0.52　+0.63%）　
シェブロン　　 　126.03（-0.93　-0.73%）　
コカコーラ　　 　43.88（+0.44　+1.01%）　
ディズニー　　 　103.73（+1.26　+1.23%）　
マクドナルド　 　168.59（-0.89　-0.53%）　
ウォルマート　　84.22（-0.73　-0.86%）
ホームデポ　　　197.94（+1.77　+0.90%）
JPモルガン　　　111.01（+0.21　+0.19%）
トラベラーズ　　　　 131.04（+1.27　+0.97%）
ゴールドマン　　　　 233.91（+0.46　+0.20%）
アメックス　　　 100.85（-0.63　-0.62%）　
ユナイテッドヘルス　　 250.76（+1.78　+0.71%）
IBM　　　　　　146.05（+0.69　+0.47%）
アップル　　　　　 191.52（-1.94　-1.00%）
ベライゾン　　　49.06（+0.05　+0.09%）
マイクロソフト　 101.67（+0.79　+0.78%）
インテル　　　 　55.06（-0.82　-1.47%）
ファイザー　　　36.60（+0.11　+0.29%）
メルク　　　　 　62.42（+0.43　+0.69%）
シスコ　　　　 　43.54（-0.11　-0.25%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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