Ｇ７サミットへの警戒もダウ平均はプラスに転じる　アップルが下落＝米国株前半

NY株式8日（NY時間13:43）
ダウ平均　　　25284.46（+43.05　+0.17%）
ナスダック　　　7640.22（+5.15　+0.07%）
CME日経平均先物　22640（大証終比：+20　+0.09%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は小幅高で推移。序盤は売りが優勢となりダウ平均も下げて始まった。きょうからカナダで開催されるＧ７サミットへの警戒感や、アップルが今年後半に投入するアイフォーン向けの部品について、発注が前年比約２０％減ることに備えるようサプライチェーンに伝えたとの報道も嫌気していた。

　ただ、売りが一巡すると買い戻しが優勢となりダウ平均はプラス圏に浮上している。景気の先行きに期待した押し目買いが下値では断続的に入るようだ。

　ダウ採用銘柄ではアップルが下落しているほか、インテル、シェブロン、アメックス、キャタピラーが軟調。一方、Ｐ＆Ｇが上昇しているほか、ディズニー、コカコーラも堅調に推移している。

　Ｐ＆Ｇは３日続伸。アナリストが、複数の事業を個々に判断し企業価値を積算するサム・オブ・ザ・パーツ分析では適正株価は１０４ドルになる可能性を指摘した。

　ナスダックも序盤の下げからプラスに転じている。アップルのニュースで同社のサプライヤーには売りが優勢となっているが、そのほかは堅調。ブロードコム、エヌビディア、インテルが下落している一方で、マイクロンやフェイスブック、マイクロソフトが上昇している。

　ブロードコムは２－４月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。また、今四半期の売上高見通しに関しては据え置いている。データセンターからの需要が堅調な一方で、スマホからの需要が弱まっていることが明らかとなっている。

　フィリップ・モリス・インターナショナルが堅調。四半期配当を従来の１株１．０７ドルから１．１４ドルに増配する計画が伝わっている。

ブロードコム　258.98（-5.70　-2.15%）
フィリップ・モリス・インターナショナル　79.09（+1.70　+2.20%）

アルファベット（C）　1123.74（-0.12　-0.01%）
フェイスブック　188.91（+0.73　+0.39%）
ネットフリックス　360.31（-1.09　-0.30%）
テスラ　318.62（+2.53　+0.80%）
アマゾン　1686.83（-2.47　-0.15%）
エヌビディア　261.99（-0.91　-0.35%）
ツイッター　41.21（+1.51　+3.79%）

ダウ採用銘柄
J&J　　　　　　　123.98（+0.65　+0.53%）
P&G　　　　　　　77.09（+1.33　+1.76%）
ダウ・デュポン　　　　　69.51（+0.09　+0.13%）
ボーイング　　 　369.00（+0.47　+0.13%）　
キャタピラー　　 155.35（-0.94　-0.60%）　
ユナイテッド　　 127.09（-0.49　-0.38%）　
ビザ　　　 　134.61（+0.77　+0.58%）　
ナイキ　　　　　　 　74.83（+0.07　+0.09%）
GE　　　　　 　　13.94（+0.16　+1.16%）　
3M　　　　　 　　206.02（+0.95　+0.46%）　
エクソンモビル　 83.36（+0.48　+0.58%）　
シェブロン　　 　126.10（-0.86　-0.68%）　
コカコーラ　　 　43.93（+0.49　+1.13%）　
ディズニー　　 　103.74（+1.27　+1.24%）　
マクドナルド　 　169.35（-0.13　-0.08%）　
ウォルマート　　84.56（-0.39　-0.46%）
ホームデポ　　　197.31（+1.14　+0.58%）
JPモルガン　　　110.81（+0.01　+0.01%）
トラベラーズ　　　　 131.04（+1.27　+0.98%）
ゴールドマン　　　　 233.52（+0.07　+0.03%）
アメックス　　　 100.85（-0.63　-0.62%）　
ユナイテッドヘルス　　 250.84（+1.86　+0.75%）
IBM　　　　　　145.87（+0.51　+0.35%）
アップル　　　　　 191.32（-2.15　-1.11%）
ベライゾン　　　49.06（+0.05　+0.10%）
マイクロソフト　 101.43（+0.55　+0.55%）
インテル　　　 　54.97（-0.91　-1.63%）
ファイザー　　　36.64（+0.15　+0.41%）
メルク　　　　 　62.31（+0.32　+0.52%）
シスコ　　　　 　43.55（-0.10　-0.23%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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