イベント控え小動きに＝東京為替前場概況

　ドル円は１０９円後半で推移。来週の米朝首脳会談、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）や欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会など注目度の高いイベントを控えて、先週からの反発局面が一巡している。今日、明日とカナダで先進７カ国（Ｇ７）首脳会議（サミット）も行われる。
　　
　ただ、ＥＣＢは出口戦略の実施に向けて踏み出そうとしているほか、金利上昇や通商
協議の不透明感を乗り越えつつ米経済は堅調さを維持しており、日本と欧米の金融政策
見通しの乖離が明確化する機会ともなり得ることから、ドル円の下値は限定的。日銀は
依然として物価低迷の謎に悩まされており、出口戦略まではほど遠い。
　　
　反発局面が一巡しているユーロ円は１２９円半ば、ポンド円は１４７円前半、ＮＺド
ル円は７７円前半で取引されている。
 

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