米朝首脳会談の中止で10年債利回りは一時2.95%台まで低下=NY債券概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米国債利回り(NY時間16:38)
2年債   2.508(-0.020)
10年債  2.975(-0.018)
30年債  3.126(-0.026)
期待インフレ率  2.133(-0.016)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場、利回りは低下。米朝首脳会談の中止が伝わり、市場は地政学リスクへの警戒感を強めた。トランプ大統領が会談中止を北朝鮮の金委員長に書簡で伝えたことをホワイトハウスが明らかにした。背景として、最近の北朝鮮からの「激しい怒りとあらわな敵意」に言及。

 また、米政府が輸入自動車への25%の関税賦課を検討していることも明らになっており、保護主義への懸念も高まっている。

 米10年債利回りは一時2.95%台まで低下し、政策金利に敏感な2年債は2.48%台まで低下した。

 なお、7年債入札が実施されたが、反応は限定的だった。

 2-10年債の利回り格差は47(前日46)。

米7年債入札結果
最高落札利回り 2.930%(WI:2.935%)
応札倍率    2.62倍(前回2.56倍)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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