ダウ平均は小幅安に留まる 中国報復関税発表も市場は楽観的=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式4日(NY時間12:36)
ダウ平均   24017.35(-16.01 -0.07%)
ナスダック   6968.75(+27.46 +0.40%)
CME日経平均先物 21385(大証終比:+45 +0.21%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安。中国が大豆、自動車、化学製品、一部航空機、トウモロコシ製品など農産物を含む米輸入品106品目に対し、25%の追加関税を課すと発表した。大豆、自動車、航空機が入るなど米中貿易戦争のエスカレートへの懸念が強まり、序盤の株式市場はリスク回避の雰囲気が強まった。

 寄り付きは売りが先行し、ダウ平均は500ドル超下落して始まったものの、売りが一巡するとIT・ハイテク株中心に買い戻しが強まり前日付近まで戻している。

 米中貿易戦争が叫ばれる中、市場は慣れてきたのか、意外に楽観的なようだ。米中とも水面下での交渉も進める姿勢も示している。無難な落とし処を探るのではとの楽観的な期待もあるのかもしれない。

 ダウ採用銘柄はボーイング、キャタピラーが下落しているほか、エクソンモービル、シェブロンも軟調。GE、ユナイテッドテクノロジーズ、3Mも下落している。一方、ナイキ、IBM、コカコーラが上昇。アップル、マイクロソフトもプラス圏に浮上。

 ナスダックはプラスに転じている。テスラに買い戻しが強まっているほか、アップル、ネットフリックス、マイクロンも上昇。一方、フェイスブック、エヌビディアはマイナス圏で推移。

 CBSとバイアコムが再統合を検討する中、米CNBCによると、CBSからバイアコムへ買収案が提示され直ちに拒否されたと伝えていた。

 金融向けシステム開発のSS&Cテクノロジーズが商いを伴って下落。新株発行増資を発表しており、47.50ドルで2630万株を発行し12.5億ドルを調達する予定。

CBS 53.32(+0.46 +0.87%)
バイアコム 30.19(+0.77 +2.60%)
SS&Cテクノロジーズ 47.84(-1.16 -2.37%)

アルファベット(C) 1011.96(-1.45 -0.14%)
フェイスブック 154.02(-2.09 -1.34%)
ネットフリックス 286.93(+3.26 +1.15%)
テスラ 278.95(+11.42 +4.27%)
アマゾン 1396.00(+3.95 +0.28%)
エヌビディア 222.88(-2.47 -1.10%)
ツイッター 28.16(+0.62 +2.25%)

ダウ採用銘柄
J&J       128.80(+0.45 +0.35%)
P&G       78.93(+0.47 +0.60%)
ダウ・デュポン     63.15(-0.17 -0.27%)
ボーイング    323.70(-7.12 -2.15%) 
キャタピラー   143.23(-1.83 -1.26%) 
ユナイテッド   124.08(-0.83 -0.66%) 
ビザ     118.81(-0.39 -0.33%) 
ナイキ        67.93(+1.23 +1.84%)
GE        13.04(-0.09 -0.69%) 
3M        214.96(-1.37 -0.63%) 
エクソンモビル  74.26(-0.76 -1.01%) 
シェブロン    114.17(-0.66 -0.57%) 
コカコーラ    43.94(+0.56 +1.29%) 
ディズニー    100.19(+0.77 +0.77%) 
マクドナルド   160.35(-0.05 -0.03%) 
ウォルマート  86.85(+0.05 +0.06%)
ホームデポ   174.92(+1.16 +0.67%)
JPモルガン   109.64(+0.31 +0.28%)
トラベラーズ     136.85(-0.14 -0.10%)
ゴールドマン     250.73(+0.15 +0.06%)
アメックス    92.73(-0.01 -0.01%) 
Uヘルス     226.17(+1.59 +0.71%)
IBM      151.88(+2.03 +1.35%)
アップル      170.06(+1.67 +0.99%)
ベライゾン   47.72(+0.22 +0.46%)
マイクロソフト  90.41(+0.70 +0.78%)
インテル     49.52(-0.23 -0.46%)
ファイザー   35.76(+0.08 +0.22%)
メルク      54.06(-0.03 -0.06%)
シスコ      41.23(+0.18 +0.43%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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