続落、米原油在庫の増加を嫌気して利益確定の売りが続く＝ＮＹ原油概況

NY原油先物５月限（WTI）（終値）
1バレル＝64.38（-0.87　-1.33%）

　ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近２限月が０．８７～０．８３ドル安。その他の限月は０．８０～０．０２ドル安。米週間石油在庫統計で原油在庫が引き続き積み上がる傾向にあることが利益確定の売りを後押しした。定期改修シーズンが峠を越えて、製油所稼働率は上向いているが、輸入が増加したことや米原油生産量が週次の過去最高水準を再び塗り替えたことが在庫増加につながった。ドル高も圧迫要因。

　時間外取引で５月限は軟調に推移。米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が増加したことが背景。通常取引序盤には６５．１３ドルまで下げ幅を削る場面はあったが上値は重く、売りが強まると６３．７２ドルまで一段安となった。ただ、その後は安値から切り返して引けた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（minkabu PRESS編集部） 

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