ダウ平均は反落　貿易戦争への懸念根強く産業株の下げ圧迫　半導体は堅調＝米国株前半

NY株式12日（NY時間13:18）
ダウ平均　　　25192.53（-143.21　-0.58%）
ナスダック　　　7602.82（+42.01　+0.57%）
CME日経平均先物　21665（大証終比：-55　-0.25%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落。序盤は先週末の流れを引き継いで上昇して始まったものの、買い一巡後は戻り売りに押されており下げに転じている。ボーイングやキャタピラーといった産業株の下落がダウ平均を圧迫しているほか、原油が下落していることも売りを呼び込んでいるようだ。貿易戦争への懸念が依然として根強くあるのかもしれない。一方、依然として半導体が堅調でＩＴ・ハイテク株には買いが続いている。第２四半期にかけてＤＲＡＭの需要が再び高まり、価格は向こう６ヵ月間で１０％上昇する可能性も指摘されている。

　ダウ採用銘柄では、ボーイング、キャタピラーのほか、ユナイテッドテクノロジーズ、ダウ・デュポンが下落。インテルも下落している。一方、ＧＥが上昇のほか、アップル、ＩＢＭ、シスコが堅調。

　インテルは、クアルコムに敵対的買収を仕掛けているブロードコムに対して買収提案を含む様々な選択肢を検討していると報じられていることが嫌気されているようだ。その場合、買収金額への懸念が根強い。

　ナスダックは７日続伸。ネットフリックスやインテルは下落しているものの、マイクロンやアマゾン、アップル、テスラが上昇。

　マイクロンは再び最高値を更新。アナリストが目標株価を１００ドルに引き上げている。

　光学部品のオクラロが大幅高。光通信のルメンタムが１８億ドルで買収することで合意した。

　エヌビディアが続伸。春に公開予定のスティーヴン・スピルバーグ監督作品「レディ・プレイヤー１」の公開により、バーチャルリアリティ（ＶＲ）関連の画像処理チップ（ＧＰＵｓ）の需要への期待が出ている。

オクラロ　9.98（+2.13　+27.13%）
マイクロン　60.98（+6.39　+11.71%）
ブロードコム　262.98（+9.20　+3.63%）
クアルコム　63.25（+0.22　+0.35%）

アルファベット（C）　1174.93（+14.89　+1.28%）
フェイスブック　185.72（+0.49　+0.26%）
ツイッター　35.35（0.00　0.00%）
テスラ　345.15（+17.98　+5.49%）
アマゾン　1603.20（+24.31　+1.54%）
エヌビディア　251.28（+5.95　+2.43%）

ダウ採用銘柄
J&J　　　　　　　133.04（-0.76　-0.58%）
P&G　　　　　　　80.00（-0.29　-0.36%）
ダウ・デュポン　　　　　71.30（-0.93　-1.32%）
ボーイング　　 　345.05（-9.47　-2.72%）　
キャタピラー　　 154.41（-3.84　-2.50%）　
ユナイテッド　　 131.56（-2.51　-1.91%）　
ビザ　　　 　124.18（-0.33　-0.27%）　
ナイキ　　　　　　 　66.45（+0.15　+0.23%）
GE　　　　　 　　15.14（+0.20　+1.34%）　
3M　　　　　　 　240.54（-0.81　-0.34%）　
エクソンモビル　 74.84（+0.28　+0.38%）　
シェブロン　　 　116.64（-0.58　-0.51%）　
コカコーラ　　 　44.61（-0.21　-0.47%）　
ディズニー　　 　105.20（+0.47　+0.45%）　
マクドナルド　 　157.91（+0.67　+0.43%）　
ウォルマート　　88.22（-0.50　-0.57%）
ホームデポ　　　180.03（-2.13　-1.20%）
JPモルガン　　　117.52（-0.52　-0.45%）
トラベラーズ　　　　 141.21（-1.09　-0.78%）
ゴールドマン　　　　 272.80（+2.03　+0.76%）
アメックス　　　 98.20（-0.85　-0.88%）　
Uヘルス　　　　 223.68（-1.75　-0.78%）
IBM　　　　　　160.47（+1.16　+0.74%）
アップル　　　　　 182.10（+2.12　+1.20%）
ベライゾン　　　48.85（-0.16　-0.33%）
マイクロソフト　 97.04（+0.50　+0.53%）
インテル　　　 　51.42（-0.77　-1.52%）
ファイザー　　　36.64（-0.14　-0.37%）
メルク　　　　 　55.43（+0.29　+0.53%）
シスコ　　　　 　45.67（+0.30　+0.68%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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