反発、輸出拡大で米原油在庫は予想外に減少＝ＮＹ原油概況

NY原油先物4月限（WTI）（終値）
1バレル＝62.77（+1.09　+1.77%）

　ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近２限月が１．０８～１．０９ドル高。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で、原油在庫が予想外に減少したことが手がかりとなった。原油輸出量が日量２０４万４０００バレルと大台の２００万バレルを上回ったことが原油在庫の取り崩しにつながった。

　時間外取引で４月限は軟調に推移。６０．７５ドルまで下落した。米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は予想外に減少したものの、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事録が公表された後のドル高が圧迫要因となった。ただ、ドル高が次第に緩むと４月限は下げ幅を縮小。通常取引が始まるとプラス転換し、ＥＩＡ週報を手がかりに６３．０９ドルまで上昇した。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（minkabu PRESS編集部） 

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